展示内容

〜ピエロの画家、半世紀の軌跡〜

みどころ 1
ピエロはあらゆる垣根を越えた存在です。人種、民族、宗教、思想、年齢、性別、言語…。人を識別するためのいかなる指標もあてはまりません。そんな道化師を前にすると、人々は身構えることをやめ、まるで魔術にかけられたように笑いの渦に巻き込まれたり、呆けたような表情を浮かべたりするのです。

「風の記憶」 1985年 油彩

「風化(過去)」 1987年 油彩

みどころ 2
道化を演じ、白い仮面の下からさまざまな人間模様を見つめてきたピエロ。その胸に渦巻くのは喜び、怒り、楽しみ、哀しみ、戸惑い―あらゆる感情を飲み込みながら、ピエロはきょうも「愛と平和の象徴」であり続けています。

「CIRCUS BOKABE 劇場(鳥と遊ぶピエロ)」 2014年 油彩

「もうひとつの楽園」 2005年 油彩        

展覧会の内訳

会場には1973~2019年、約半世紀を通じて描き続けてきた大作120点、小品80点の計約200点を展示します。多種多様なその姿を見つめ、ピエロの胸の深淵に触れてください。合わせて、戦いの場をグラウンドからキャンバスに変えて走り続ける「魂の画家」の軌跡とスピリットに思いを致していただければ幸いです。

画材
油彩、アクリル、水彩、ペン画、銅版画、石版画等
大きさと点数
大作120点 小品80点 合計200点
制作年代
1973年 ~ 2019年

「懐かしき日」 1986年 油彩

「不条理劇場(シシュポスとアテナ)」 2010年 油彩

「猫とピエロ」 2000年 アクリル

「風化(残映)」 1991年 油彩

「不条理劇場(果実の鍵)」 2009年 油彩

「CIRCUS BOKABE 劇場(虹と遊ぶピエロ)」 2017年 油彩

イラスト:山下多恵子